幽谷霧子を紹介!ミステリアスな雰囲気を醸し出す、銀髪をツインテールにした高校2年生


概要
『アイドルマスターシャイニーカラーズ』に登場するアイドルのひとり。283プロに所属し、月岡恋鐘・田中摩美々・白瀬咲耶・三峰結華と共に5人組アイドルユニット「L'Antica」を組む。
ユニット内でのイメージカラーはスカイブルー。
人物


銀髪をツインテールにした高校2年生の彼女は、神秘的な雰囲気を醸し出している。
額には幅広の包帯、腕には包帯を巻き、どこかとぼけた目をしている。儚げな風貌は、見る者を本人以上に不安にさせる。儚げな声と名前の「幽」や「霧」の文字も第一印象を弱くしている。
儚げで傷つきやすい外見とは裏腹に、彼女には「心配性」という独特の強さを持っており、4コマ漫画第10話「心配」では、暇を持て余してのんびりしている結華を尻目に、心配そうに結華を会社まで送っていく。
W.I.N.G.の回では、すでにオーディション面接を通過した風野灯織・八宮めぐる・園田智代子・有栖川夏葉と同じ状態で登場する。(プロデューサーが面接し、合格した)。
ちなみに、霧子がアイドルになったきっかけは、公式ガイドブック第1号によると、「自信のない今の自分を変えたかった。人を笑顔に出来るアイドルという仕事に憧れた」とある。
L'Anticaの最年少メンバーであり、当初は敬語を使っていた彼女だが、現在のポジションに気後れする様子はない。「咲耶の口説き文句にやんわり反撃してみせる」「平気でかたつむりに触れて咲耶に渡す」「唐突にシーツを使ったイリュージョンを披露する」など、ユニット内でも独自のポジションを確立している。
L'Anticaの楽曲のコンセプトは、グループ結成を描いたL'Antica初のシナリオイベント『廻る歯車、運命の瞬間』で、メンバー5人でカラオケに行き親睦を深める中で確立されたもので、霧子の音楽の好みがゴシックメタルだったことに由来する。
『enzaマガジン』Vol.2によると、好きな食べ物は豆腐。
2021年の誕生日ツイートでは、0時生まれで体重は3000グラム。
外見


『シャニマス』の特徴のひとつに、「いざゲームをプレイしたらキャラが第一印象と全然違った」がある。霧子も配信されるまでは、ハイライトのない瞳と包帯姿から、当初はヤンデレキャラかと思われていた。
アイドルとしてキャラクター設定に一役買っているようで、公式サイトではミステリアスな自己紹介が見られる。
また、シナリオイベント「アジェンダ283」(2020年7月31日~)での黛冬優子の発言によると、SNSは一切やっていないとのことで、(ゲーム内では)ミステリアスなイメージがファンの間でさらに強まっている。
ファッション


私服はカジュアルなロリータファッションだが、アメリカの上流階級の若者ファッションであるプレッピースタイルや、その両方を融合させたエレガントなファッションも好む。
コーディネートとは別に、ケガではない特別な理由で包帯や絆創膏を巻くこともある。プライベートでは、桑山千雪と同様、読書の際に赤フレームの眼鏡をかけることもある。
私生活
霧子の初回限定SSR【鱗・鱗・謹・賀】で兄と祖母がいることが判明。(兄は現在独り暮らしの模様)
両親は医師で、現在は大学病院の寮(社宅)で同居している。霧子自身も病院でボランティアをすることがある。プロデュースSSR【菜・菜・輪・舞】とサポートSSR【数・数・娘・娘】では、両親を「パパ」「ママ」と呼ぶことで知られている。(さらに、彼女の両親もお互いを「パパ」「ママ」と呼び合っている)。
G.R.A.D.のエピソードでは、学校の先生が暗に国公立大学の医学部を目指すよう勧めている。実際、彼女はまだ高校2年生だったが、学業成績は優秀で、オーディションと一緒に受けた模擬試験では「B」を取っていた。
プロデューサーのSR【雨・雨・電・電】によると、彼女は非常に記憶力がよく、プロデューサーだけでなく283プロの全員の電話番号を覚えているという。彼女の成績の良さは、この記憶力のおかげかもしれない。
他の『アイドルマスター』シリーズ同様、『シャニマス』も基本的にはサザエさんの時空なのだが、限定プロデュースSSR【琴・禽・空・華】はG.R.A.D.編の続編ということもあり、クライアントからは「優等生キャラを売りにしているのは分かるが、もう少しこちらの仕事の稼働も増やしてほしい」。教師としては「単位は心配ないとはいえもう受験戦争は始まっている。教師としては(アイドル活動のために)これ以上欠席するのは好ましくない」という担任教師の板挟みに合い、プロデューサー共々悩む姿も見せている。
気配りの出来る優しい性格
料理も家事も得意で、283PRO事務所に早く来て掃除や整理整頓をしている一人。(もう一人は杜野凛世)。
自己主張の強いアイドルが多い283プロにおいて、凛世とともに「聞き役」に徹するのが得意。
モーニングコミュによると、植物図鑑を多数持っており、サポートSR【綿毛ノ想】では薬草に造詣が深い。そのためか、ホーム画面の会話で櫻木真乃と植物の写真を交換している描写がある。
学校の友達からは「きりちゃん」と呼ばれているが(【琴・禽・空・華】では幼い頃、母親からもそう呼ばれていた)、W.I.N.G.編の共通EDによると、最初は包帯が「怖がられていた」らしく、そのせいか孤独に弱い。シナリオイベント『サマー・ミーツ・ワンダーランド』(2019年夏)では、大崎甜花とゲームフレンドに。
シナリオイベント「明るい部屋」(2020年冬)では、クリスマスのコーラス隊に抜擢されるが、練習中、他のコーラス隊となかなか仲良くなれずにいた福丸小糸に「小糸ちゃん、一緒にやろう?」と2人1組の練習を持ちかけるなど、様々な場面で相手を気遣う姿を見せる。
報酬サポートSSR【奏・奏・綺・羅】では、プロデューサーから休学を言い渡され、レッスンを拒否していた七草にちかが、283プロのランティーカなどのユニットを引き合いに出し、「休暇中に仲良しアイドルごっこでもしてますよ」と明らかに嫌味を言うシーンに遭遇する。
にちかはそう言って霧子とバッタリ会うと(まずい、どこから聞かれてただろう…?) と不安になったが、しかしキリコは何も言わず、数日後、にちかに 「事務所に行こう?」と言っている。
「さん」付け
霧子は、他の人が「〇〇さん」と呼ばないものに対しても「さん」を使うことがある。(「アジサイさん」「てんぷらさん」など)。
ただし、リンゴや鏡には「さん」をつけないなど、不思議な基準もあるらしい。シャニマス』制作プロデューサーの高山祐介氏は2周年記念インタビューで「霧子は物語性を感じるものには『さん』をつける」と明かしている。
この独特な霧子の世界観は、祖母から受け継いだもののようだと【鱗・鱗・謹・賀】では語っている。
霧子とプロデューサー
プロデューサーはしばしばアイドルのパートナーやアドバイザーとして描かれるが、霧子のプロダクションに関しては、その立場はしばしば曖昧である。
霧子の世界観に合わせようとした結果か、他のアイドルの前では見られないような特異な発言や振る舞いをすることもあり、画面の前の霧子担当Pを驚かせることもある。
いくつか例を挙げると、W.I.N.G.編では、試合開始直後、応接室で待っていた霧子が心の中で「つい見惚れてしまった……」と言ったり、すでに合格していた4人(灯織・めぐる・智代子・夏葉)は思い出すのに時間がかかったが、桐子だけは面接のときから印象的だったことを隠そうともせず、「幽谷霧子さんだね、よく憶えてるよ」とか、共通エンディングでも「俺はずっと霧子に魅了されていたよ」と言っている。
『THE iDOLM@STER』シリーズ全体を見ても、一人のアイドルに終始傾倒しているようなプロデューサーは珍しい。
【鱗・鱗・謹・賀】では、霧子からお年玉としてもらったミニカーで遊び始める。霧子は優しいのでニコニコしながら付き合ってくれた。
Landing Point編では、家電メーカーが開発した家庭用スマートロボット「霧ちゃん」を開発する。霧子の声をサンプリングし、その情報をもとにAIが学習する。この開発プロジェクトの話を聞いたプロデューサーは、「やるならとことん幽谷に近づけてくれませんか?」と真剣に言ったという。
プロデューサーだけでなく、開発スタッフからも「今日は残業で疲れたよ、霧ちゃん」「霧子ちゃんはもっと優しい!」と指摘するファン(ゲーム内SNS)や、作中で霧子を応援する人たちの反応も、プロデューサーとよく似ている。
クリスマスコミュでは、松ぼっくりがプレゼントされ、そのお返しにキリコが祝福(!?) を贈るシーンもある。
2人の世界観は完全に謎である……。
2023年現在、霧子はプロデューサーが自ら「〇〇に行こう」と誘う数少ないアイドルの一人である。霧子の場合、プロデュースSSR【霧・音・燦・燦】で、「中に入るまで目を瞑ってて」と手を握り、ステンドグラスが一面に広がる教会の聖堂に案内されていた。
また、プロデュースSSR【夕・音・鳴・鳴】では、バランスを崩して転びそうになった霧子の手をさっと握った。
このようなプロデューサーの言動の背景には、283プロの屈強なメンバーが多い中、物静かな霧子に安らぎを求めている説や、W.I.N.G.編での最初の発言から、霧子の外見や雰囲気が気に入っている説などがささやかれている。
霧子に関する小ネタ
ぼのぼの汗
公式4コマ漫画に登場するデフォルメされた霧子は、ときどきぼのぼの汗をかいている。
プロデュースSSR
偶然かプロデューサーの意向かは不明だが、プロデュースSS【菜・菜・輪・舞】のガシャは3回連続で冬優子と一緒だった。
しかし、2021年11月10日に実装されたプロデュースSSR【かぜかんむりのこどもたち】では、最終的に智代子とセットになっていた。
霧子のどこが好きなんだい?
アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』より、江戸切子職人が「切子のどこが好きなんだい?」と「霧子」を掛けた発言をしている。霧子Pはその使い勝手の良さから、隙あらばこの質問をしているようだ。
特撮関係
におけるキリコのカード名、ソロ曲、衣装のほとんどが「0・0・0・0」の漢字4文字と中黒で構成されているため、「『霧子』なのにカード名は『仮面ライダーフォーゼ』っぽい」という、ちょっとややこしいことになっている。さらに前述の「さん」付けも相まって、該当者なしと罵られる話も生まれた。
その後、『ウルトラマンZ』でジャグラス・ジャグラーがゼッパンドンに変身した際、マガオロチだけが呼び捨てされるのに対し、ゼットンとパンドンは「さん」付けで呼ばれ、マガオロチだけをキリコと関連付けるプロデューサーも多かった。
???「俺は霧子を愛しているようだ」
担当声優:結名美月
経歴
高校在学中に日本テレビ系深夜ドラマ『帰宅部活動記録』の塔野花梨役でデビュー。
日本ナレーション演技研究所を経て、2015年にヴィムスへの所属が発表された。
趣味:カラオケ、旅行、ショッピング
特技:ゲーム、お菓子作り
保育士資格、普通自動車免許、漢字検定2級の各種資格を持っている
誕生日は12/19