桑山千雪の特徴は?手先がとても器用でかわいい小物を作るのが趣味、優しい笑顔が印象的な事務所のお姉さん的存在


概要


『アイドルマスターシャイニーカラーズ』に登場するアイドルの一人。283プロに所属し、大崎甜花・大崎甘奈と共に3人組アイドルユニット「ALSTROEMERIA」を組む。
『シャニマス』全26アイドルの中では有栖川夏葉・緋田美琴・斑鳩ルカと同じ成人アイドルである。
人物


アイドルの卵をスカウトするために街中に出ていたプロデューサーと283プロの事務所近くで出会い、袖のボタンが取れかけていることを伝えるとスカウトしてくれた。
優しい笑顔と穏やかな母親のような佇まいの彼女は、事務所のお姉さんのような存在。褒めて伸ばすタイプで、相手が誰であれ真摯に向き合う姿勢から、大崎姉妹からは「姉より母」と呼ばれることもある(4コマ第12話「家族」)。W.I.N.G.準決勝前のプロデュースコミュ『そして私は』では幼児番組のレギュラーに抜擢されたほか、就寝前の朗読ラジオ番組「パジャマ・ジャム・ジャミング」に抜擢され、後にメインパーソナリティを務める。
手先が器用で、かわいい小物を作るのが好き。アイドルになってからも、暇さえあればいろいろなものを作っている。几帳面で手早く、ハロウィンの衣装を3着も一人で作った。
スカウトされる前は、趣味と副業を兼ねて雑貨店で働いており、283プロダクションと正式に契約した後も、仕事の傍らアイドルとして活動していた。そんな彼女が、アイドル活動に専念するために雑貨屋を辞めたことをプロデューサーに告げるという大胆な決断をする。
趣味の裁縫の傍ら、射的を趣味とし、下手な射手もびっくりの「百発百中のチユキ」の異名を持つ(4コマ第39話「スナイパー」参照)。
もともと射撃の経験はなかったが、アルストロメリアの黎明期を描いたシナリオイベント『満開、アルストロメリア流幸福論』で、大崎甜花にシューティングゲームの基礎を教わり、以来ハマる。ゲームセンターに足繁く通い、一人の時は事務所でイメージトレーニングをすることもある。
絵の才能もあるようだ。限定プロデュースSSR【秋空と紅葉】では、「絵は高校生のときに少しかじった程度」と謙遜しているが、似顔絵やデッサンはプロデューサーも「プロ顔負け」と感心するほど。本人曰く「ギリギリ」とのことだが、報酬プロデュースSR【夏、イエー】では「高校時代は美術部でした」とカミングアウトしているので、前述の言葉は本当に謙遜なのかもしれない。
サポートSSR【先生のお時間】で幽谷霧子がかけているような赤いフレームの眼鏡は、細かい作業をするときにかけているようで、裁縫だけでなくプライベートでもかけていることがある。
年齢は不明だが、プロデュースSSR【シークレット・ヒロイン】では弟がいることが示唆されており、幼いころは絵本を読んであげていたことが語られている。また、G.R.A.D.版では、彼女がパーソナリティを務めていたラジオ番組で、熱狂的なファンであるおむすび恐竜の投稿に対して、「千雪」と呼び捨てにされたことで弟が千雪と呼んでいたことを回想している。なかなかやんちゃな弟のようだ。
2023年現在、霧子と共に「〇〇に行こう」とプロデューサーから直接誘われる数少ないアイドルの一人。(限定プロデュースSSR【ひとひらで紡ぐ世界】にて)
イベント『薄桃色にこんがらがって』


プロデュースコミュ『これからのこと』では、プロデューサー曰く「意外に頑固なとこあるもんな千雪は」と言っていた。アルストロメリア期間限定シナリオイベント『薄桃色にこんがらがって』(2020年春)では、普段の姿からは想像できないほどの負けん気を見せる千雪。
アイドルになる前の彼女は、自己中心的な性格には見えなかったが、アイドルとして様々なことに触れて強くなった。その結果、少女的な願望を隠さなくなり、若いユニットメンバーのようにかわいい衣装を着ることもためらわなくなった。その一方で、自分らしさも表現するようになり、大人の女性としての風格がある一方で、とても子供っぽい一面もある。
2020年の誕生日のツイートでは、「子供の頃より欲張りになった」とハッキリ言葉にしているなど、アイドルになったことで少女らしさを取り戻したとも言える。
そんな一面が色濃く出たのが、『薄桃色にこんがらがって』。少女時代に愛読していた雑誌『アプリコット』の復刊を記念して、優勝者は広告塔になれるというコンテストに応募した。しかし、コンテストの優勝者は「優勝者は最初から甘奈に決まっている」という出来レースだった。「アプリコット」の編集者からそのことを知らされた千雪は、雑誌のプロデューサーから内情を暴露され、コンテストを辞めるように言われる。それでも千雪の決意は揺るがず、勝てないとわかっていても、自分の身勝手さを自覚していても、ユニットメンバーやプロデューサーに迷惑をかけそうでも、ユニットメンバーとプロデューサーの関係に影を落としそうでも、コンテストに出場する決意を固める。
283のお姉さん的立場
美琴が加わり283プロの最年長メンバーではなくなったが、アルストロメリアでは文字通り保護者的存在で、外出には付き添い、社交的な甘奈やインドア派の甜花とは公私ともに穏やかな関係を保っている。シナリオイベント『流れ星が消えるまでのジャーニー』(2020年秋)によれば、両親が家族旅行に行けないときには同行し、天海が風邪をひいたときには看病に駆けつけるなど、大崎姉妹とは非常に親密な関係にあるようだ。
シナリオイベント 『PiCNiC BASKET!』(2019春)では、恋鐘と同じく寮の食事を担当することもある。得意料理は煮込みハンバーグ。
また、樹里は3歳年上の夏葉を呼びすてるが、千雪は「千雪さん」と敬語で話すなど、先輩として慕っている様子がうかがえる。
シナリオイベント『明るい部屋』((2020年冬)では、寮に入ってきた蛾を躊躇なく追い出す。田舎育ちなので蛾には慣れているという。凛世とのホーム画面での会話から、山口県北部に住んでいた可能性がある。
成人仲間
283プロダクションのアルバイト事務員・七草はづきとは年齢が近く、シナリオイベント『サマーミーツワンダーランド』(2019年夏)以降のコミュでは「千雪」「はづき」とファーストネームで呼び合っている(イベント前は「さん」付けで呼び合っていた)。『薄桃色にこんがらがって』では、居酒屋での会話で、遠回しにではあるがプロデューサーへの恋愛感情をはづきに打ち明けている。しかし、ホーム画面での樋口円香との会話では、すぐに「はづ……はづきさん!」と敬語をつける。彼女なりに線引きがある模様。
また、ホーム画面での会話では、美琴に対して敬語を使うが、これは美琴のほうが1歳年上で、アイドルとしてはずっと先輩だからだろう。
アルコールは好きだがプロデュースSR【よそゆき顔のセレナーデ】ではプロデューサーに「あまり強くはない」と語っていて、ホーム画面の会話では、芹沢あさひに酔った時の気持ちを聞かれて「やっほー♪♪♪」と答えている。公式4コマ第218話「ほんのちょっとのつもりが」では、夏葉も含めて3人仲良くお酒を飲む姿が描かれている。
桑山千雪の豊満さを彷彿とさせる92cmのお尻は、『アイドルマスター』全シリーズで2位タイ(ちなみに彼女も92cmのお尻を持つ)。
二面性
G.R.A.D.編では、売れっ子アイドルになりつつある桑山千雪と、雑貨作りが好きな純朴な桑山千雪が徐々に乖離していく様子が描かれている。ファンによって美化された 「桑山千雪」をどこか客観的に見るようになり、本来の素朴な自分こそが本当の「桑山千雪」なのではないかと思い始める。それが明らかになったのは、彼女の手作りグッズのネットオークションで、「ただの千雪」として出品したものが、同じグッズなのに「アイドル千雪」として出品したものに大差で負けたときだった。そのため「ただの千雪」は「アイドル千雪」への嫉妬と劣等感から自己中毒に陥り、葛藤するようになる。しかし、G.R.A.D.のエピソードを通じて、プロデューサーが「同じ桑山千雪」であることを再認識し、受け入れてくれたことで、彼女は自分への蟠りを解くことができた。
しかし、「ただの千雪」と「アイドル千雪」のギャップは残っているようで、少しずつそのギャップは縮まっているものの、「アイドル千雪」を演じていることを自覚しているかのような発言をすることもある。
前述の通り、普段の外見からは想像できない頑固さを秘めており、限定プロデュースSSR【ハッピー・アイ・スクリーム】で、ウェディングドレスのまま即興で冷たい湖に飛び込むことを決意し、プロデューサーを(本人も)慌てさせるシーンで垣間見ることができる。(彼自身もスーツ姿で膝まで湖に浸かっていた)
千雪に関する小ネタ
いっぱいちゆき
「いっぱいちゅき」と「ちゆき」を掛けたネタ。。
わぁ!牛丼!
仕事帰り、プロデューサーは 「夕飯は牛丼で済ませる」(遠回しに「今日はここでお別れね」という意味で言った)と言う。それに対する千雪の発言……なのだが…… 「年頃の女性の「わぁ!牛丼!」はついていくための言い訳にしか見えない」と話題になり、そのまま彼女の定番ネタに。
千雪牛丼
「千雪牛丼」は、しょーりんPが2021年4月18日にニコニコ動画に投稿した『桑山千雪合作2021』内の「千雪の牛丼作り」というパートに初登場した。桑山千雪の顔を模した牛丼を作るというのがこの調理パートの目的だったが、正直なところ、出来上がった牛丼はまったく似ていない。しかし、その調理手順は非常に丁寧で、千雪への愛情が感じられた。
2022年1月8日、シャニマス公式ツイッターの#シャニマスリプパ」企画で、しょーりんPが「千雪の牛丼食べたことある? 」と質問した。するとまさかのリプライが返ってきた。桑山千雪=牛丼と認められた瞬間となった。
スク水
4コマ漫画第131話「甜花におまかせ」で、千雪が「水着は自分で選ぶ」と自慢する甜花に水着選びを頼んだが、甜花の提案はスクール水着だった。この4コマ漫画の出版後、千雪のスクール水着姿の二次写真が爆発的に投稿された。
桑山千雪がこじあけちゃうぞ♪
2022年1月8日、『シャニマス』公式ツイッターに投稿されたこのツイートが元祖だ。その直前のツイートで、「2022年のシャニマス流行語大賞」にもノミネートされた「年末から抜け出せない人は私が新年にさせる」を指している。
担当声優:芝崎典子
略歴
小学生の頃、教室で食べる給食に嫌気がさし、何かいい方法はないかと考えた。放送室で給食を食べられるのは放送委員だけなので、放送委員になろうと考えたが、じゃんけんで負けてしまい、その気持ちを抱えたまま中学校に入学した。
それからは「放送部に入る」という目標に変わり、中高一貫校だったこともあり、6年間放送部に所属し、いくつかの大会に出場し、表彰されることが自分のアイデンティティとなった。しかし、女子美術大学への入学を機に退部し、大学では周りがそれぞれの自己表現方法を確立していることから、自分とは何かを考えるようになり、当時放送部でやっていたことをもう一度やりたいと思い、ナレーション講座に通い始める。
途中からオンカメラの授業のようなものが始まり、「あ、これはアナウンサーのための講座だ!」と気づいたという。 声の表現だけに特化するしかないと思い、アミューズメントメディア総合学院東京校のダブルスクールに入学し、卒業後は尾木プロTHE NEXTに入社した。
2018年放送のTVアニメ『悪偶 -天才人形-』で初主演を務める。
2020年9月20日に配信された自身のイベントで、翌年1月にソロデビューすることが発表された。
2022年9月30日、尾木プロTHE NEXTを脱退、フリー期間を経て2023年2月1日にマウスプロモーションに移籍。
人物
趣味は美術鑑賞と読書。美術鑑賞に関しては、学芸員の資格を持っている。
特技は静物画、シーバー、スピーディースキップ。