芹沢あさひの特徴は?常に面白いことを探し、じっとしていることがない、探究心の強い女の子


概要


『アイドルマスター シャイニーカラーズ』に登場するアイドルの一人で、283プロに所属し、黛冬優子・和泉愛依とともに3人組アイドルユニット「Straylight」を結成している。色は朱色に近いオレンジ。Straylightの中では最年少ながら、堂々とセンターを務める。
人物


好奇心旺盛で、じっとしていることがなく、いつも何か面白いことはないかと探している。いったん興味を持ったらとことんやるが、飽きっぽい一面もある。じっとして一つのことに集中するのが苦手。
街の野外スクリーンに映し出されたアイドルのダンスを瞬時に真似たことから、283プロダクションのアイドルとしてプロデューサーにスカウトされた。
基本的に明るく天真爛漫で、自分の気持ちに素直。明るく見えるが根は真面目で、人の話をよく聞く。ミステリアスで美しい外見だけでなく、高い演技力で見る者を魅了する才能の持ち主でもある。年上には「~っす」と砕けた丁寧に話すが、2歳年下の小宮果穂や愛依の妹には気さくに話しかける。ただし、SNS(ゲーム内SNS)では敬語を使う。
幽谷霧子と同じく銀髪で、あまり明るくない瞳のハイライトは集中力がMAXになると完全に消える。
好奇心旺盛


日常の些細なシーンにも「ワクワク」を見つけ、想像の翼を羽ばたかせる豊かな感性を持ち、楽しいことや面白いことを吸収しようとする貪欲さは、まるで純粋無垢な子供のよう。そのため、精神年齢は実年齢よりもずっと若い。誰とでも気さくに話し、社交的な印象を与えるが、それは自分ひとりでは得られない刺激を他人から受けるのが好きだからであり、刺激のないものにはまったく興味を示さない。
ストイックとも言える強い探究心を持つ一方で、弱点もあり、「集中しすぎると他のことが見えなくなったり、考えられなくなる」。他人を気にせず行動することが多く、危険な状況でも躊躇なく前に進み、気づかないうちにトラブルに巻き込まれることもしばしば。自己破壊的な好奇心は自分ではコントロールできない。
したがって、彼女のオリジナリティを理解し、その才能を存分に発揮させるためには、彼女の興味を導き、論理的に説得できる人物の存在が不可欠であり、それがなければ近い将来破綻する危険性がある。アイドル活動を通じて、彼女自身もその欠点を自覚する。
ユニット結成当初は、相手の立場に立って物事を見るという冬優子の価値観とは相容れない薄氷の関係だった。しかし、アイドルとしての経験を積むにつれ、冬優子の視点が合理的であることに気づき、彼女のアドバイスやお願いを信頼するようになる。明るく面倒見のいい愛にすぐに打ち解け、対等な友人としてだけでなく、妹のように懐く。
自分が直接体験し感じたことを大切にするが、それを他人にわかりやすく言語化することが苦手なため、感覚的な人間と思われがちだが、思考回路は合理的で論理的であり、どちらかというと合理主義的。時には常軌を逸した行動をとり、プロデューサーや冬優子を怒らせることもあるが、その行動の裏には彼女なりの論理がある。しかし、それは他人には理解しがたい。
しかし、良くも悪くもオープンな性格で、人生経験も浅く、好奇心も旺盛なため、自分の行動の裏にある機微や事情を理解することができない。考えなしに地雷を踏むことも多い。
矛盾や誤謬に敏感で、辻褄の合わないことには疑問を呈するが、感情に流されることなく耳を傾ける。
素顔を見せない冬優子や素顔を出せない愛依とは対照的に、Straylightの中で唯一ファンに素顔を知られており、トークなどのステージではかなりオープン。しかし、ステージ上でのカリスマ性とオフでの子供っぽさの差が激しく、戸惑ったり拒否反応を示す人もいる。
天性の才能
アイドルとして(というか『アイドルマスター』シリーズ史上屈指の)類まれな才能に恵まれた天才であり、特にダンスのセンスは圧倒的だ。緊張やプレッシャーを感じさせない天性のパフォーマーであり、そのトークは常に自信に満ちた態度で観客の熱狂を煽り、ステージで全力を尽くせることに高揚感を覚える。
特技のひとつである「記憶力の良さ」は瞬発力があるようだ。前述のスカウティングに限らず、他のアイドルのダンスを一目で完璧にコピーしてブラッシュアップして披露したり、冬優子や愛理が猛練習の末にようやくマスターしたステップを一目で再現したりする。学習能力も極めて高い。
アイドル活動以外でもその才能を発揮し、愛依がハマってしまったスマホゲームを数分遊んだだけで1位を獲得したり((4コマ漫画第89話「面白さの探求」、愛依は『ようやくランキング圏内に入るレベル』)、モーニングコミュでは、プロデューサーも苦戦する「知恵の輪」を瞬時に解き、才能を発揮する。
彼女は「努力を努力とも思わない天才」であり、演技力や技術力を磨く過程を楽しんでいる。冬優子曰く、モンスターがいるとすれば、それはあさひのような人物だという。
その一方で、歌やダンスといった演技の本質的な部分を重視する傾向があり、感情や情緒的な部分にはあまり興味がないため、感情表現も重要な演技の仕事では少々苦戦するようだ。
3つ目のシナリオイベント『The Straylight』では、元ミュージカル俳優の演技に興味を持ち、ミュージカルの稽古に参加した際、演出家から「演技は抜群だが、感情表現が足りない」と言われる。
初めて出来た「仲間」
鋭い観察眼と人の感情の機微に敏感な天才である一方、他人の存在を合理化する傾向があり、相手の感情を読み取ることはできても、理解することはできないか、興味がない。これは彼女の作品でもしばしば指摘され、欠点のひとつとなっている。
鋭くぶっきらぼうな物言いと、自分の探究心を優先し、他人がどう思おうが、どう思われようが気にしないスタンスは、Straylight2回目のシナリオイベント『WorldEnd:BreakDown』において、「いつもみんなに迷惑をかけていて、集団行動ができない中学生のような厄介者」として煙たがられていたことが明かされている。(G.R.A.D.編でもあさひの気紛れな行動にプロデューサーが本気で怒ったことがあった.。)
そんな事情もあってか、彼女は無自覚な一匹狼でもあり、心のどこかで一緒にいてくれる人を探している。
あさひの初回限定プロデュースSSR【空と青とアイツ】で、彼女は「冬優子ちゃんと愛依ちゃんと、プロデューサーさんと4人で一緒だから意味がある」と語っている。 冬優子、愛依、そしてプロデューサー、そしていつも見守ってくれる283プロの仲間たちを、彼女はとても大切にしている。
ライバルとして真っ向から対峙する愛依や冬優子と同じユニットに所属していることも、彼女をより高い次元へと引き上げている。
ストレイ以外との283メンバーとの関係
前述の通り、唯一の年下メンバーである果穂とは非常に仲が良く、普通に会話することもある。
普段は「小学6年生とは思えないほどしっかりしている」と言われる果穂だが、年の近いあさかほと一緒にいるとテンションが上がる。
また、田中真美菜とは、冬優子と同じく283プロ内ではあさひの良きお姉さんで、一見仲が悪そうに見えても、一緒にいるとお互いを気遣う傾向がある。
「何でも出来る手のかからない良い子だと思われたため放っておかれた」摩美々にとって、「周囲から持て余されて放っておかれた」あさひを無視することはできないのかもしれない。
しかし、その面倒見の良さから魔美沙にとって「ママ」のような存在である月岡恋鐘が、あさひの気まぐれな行動にかなり引いていることは、4コマ漫画を見れば明らかだ。
前述の果穂とともに大活躍したシナリオイベント『サマー・ミーツ・ワンダーランド』(2019年夏)では、みんなに内緒で朝一番に旅館を抜け出したことを風野灯織に説教された。(無理やり旅館に引きずり戻そうとする灯織の怪力に驚いていた)。
その他
『シャニマス』初の両利き中学生であり、283プロでは果穂に次ぐ最年少。また、年齢・身長ともに風野灯織から「下から2番目」のポジションを受け継ぎ、『シャニマス』では貴重なロリっ子とされている(2020年4月に身長148cmの福丸小糸が登場するため、現在は下から3番目)。
担当声優:田中有紀
来歴
ヒューマンキャンパス高等学校新宿学習センター卒業。
2016年、東北新社・CSファミリー劇場による「キミコエオーディション」第1回オーディションにて、約3,000人の応募者の中から合格者6人に選ばれる。合格者6名で声優ユニット「NOW ON AIR」(オフィスPAC所属)を結成。メンバー全員が主要キャラクターとして出演し、2017年8月25日公開の劇場アニメ『きみの声をとどけたい』の龍ノ口かえで役で本格的に声優デビューを果たした。
2018年7月からは、ゲーム『アルカ・ラスト ~世界の終わりと歌姫の果実~』から派生したユニット「Kleissis」のメンバーとしても活動している。声優グランプリ、ジェンコ、エックスアーツジャパンの共同プロデュースで、約400人の中からオーディションで選ばれた。ユニットでは田中がセンターポジションを務める。
2019年、ゲーム『アイドルマスター シャイニーカラーズ』1周年記念作品で、新たに登場したユニット「Straylight」のメンバー・芹澤あさひ役に抜擢され、東京ドーム公演をはじめとするゲーム内ライブへの出演を開始。
2020年7月22日より、メインキャスト10名からなる声優ユニット「Qace」のメンバーとして活動し、メディアミックスプロジェクト『Cheer球部!』に春原珠希役で出演。
2021年7月の『NOW ON AIR』休止後もオフィスPACの準メンバーとして活動していたが、2023年6月1日にヒラタオフィスに移籍。
人物
趣味はカラオケ、イラストを描くこと、ホラー映画鑑賞、メガネ集め。日本のホラー映画では『着信アリ2』がお気に入り。不思議な宇宙も好き。得意なことはスノーボード。
天然でいじられキャラ。チャームポイントは上がった眉と口角。
『犬夜叉』が好きで、バイブルだという。アニメファンだったこともあり、幼い頃から演技や歌が好きで、その嗜好から声優を志すようになる。家族の協力は得られなかったが、「キミコエ・オーディション」に参加させてほしいと願い出た。
中学では合唱部、高校では美術部に所属。高校には演劇部がなく、作ろうとしても頓挫したが、2年生の時に有志が集まり、文化祭で演劇を上演した。こうした経験をしながらも、自身の性格は「野心家」ではなく「臆病」だという。